2014.7.11 __日常に関する考察と展望
オープンハウス その壱
「オープンハウス」について少し書きたいと思います。
僕たち設計事務所はよく「オープンハウス」という言葉を使いますが、
いわゆる「完成見学会」や「新築見学会」と同じような意味です。
「現場見学会」というと、工事中の見学会のことで、
柱や梁が見えている状態で開催されるものは「構造見学会」とも言われます。
僕たちにとって、オープンハウスは完成した住宅のお披露目の場でもあり、
クライアントと出会うための場所でもあります。
当アトリエのお施主さまのほとんどが、オープンハウスで出会えた方たちです。
お施主さまには、ご自宅のオープンハウスを開催する意義を理解して頂けており、
とてもありがたく思っています。
地元のホームビルダーやハウスメーカーは住所をチラシなどの広告で公開しており、
来場者が混み合うときは1日に50組以上ということもあるようですが、
特に、当アトリエでは建設地の住所は非公開とし、予約制としています。
何十組も来て頂いても対応が出来ないばかりか、
せっかくの新築に素性もわからない方々を招きいれるのは、やはり抵抗があるのです。
スペースワイドスタジオのオープンハウスは、多くても1日5組程度。
直接お話しながらゆっくりとご案内しています。
初めてお会いする方々ばかりですが、
それぞれに夢や希望、悩みもあり、お話しているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。
僕たち設計者は質問とかが大好きなので、
オープンハウスに行かれた際は、どんなことでも良いのでたくさん質問してみてくださいね。