2012.10.31 __本荘の家|岐阜市
子供部屋
断熱材の施工が終わり、
2階の子供部屋が部屋らしくなってたところです。
設計するときにいつも考え込んでしまうのが「子供部屋」
自分自身も一児の親であり、子供の部屋というのはどうあるべきかと
常々考えていますが、なかなか答えが見つかりません。
お施主さんご家族のライフスタイルや、過去の経験などが
設計の方向性を決める主な要素となりますが、
最近の傾向としては、部屋を仕切らずにワンルームにする方法があります。
これは過去の実績から見てもとても使い勝手がよく、
お子さんの小さいうちは、家族全員で寝られる寝室となり、
おもちゃ部屋や、クローゼット、物置、ゲストルームなど
フレキシブルな使い方ができます。
二つ目に本当に部屋を仕切る時が来るのかということです。
これは、お子さんの性別や年齢差にもよると思いますが、
幼年期の経過を観察して判断することになると思います。
三つ目は子供が成長し、思春期を迎えたころなどを想定して、
居間や両親の寝室との距離感や勉強に集中できる環境になるか
どうかを考えながら設計していきます。
最後に、子供部屋の「南向き志向」。
日当たりがよく明るいことに越したことはないかもしれませんが、
子供部屋の位置が自動的に決まり、間取りが画一的になりがちです。
この家の子供部屋は北向きですが、
十分に明るく静かで快適な空間になりそうです。
自分もこんな部屋で育ったらもっと勉強したかもしれません(笑)。
オープンハウスでぜひ体験してください。