SPACE WIDE STUDIO

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2016.10.2 __日常に関する考察と展望

小径

アトリエ脇の水路敷。

現場から出た廃材の板を使って道を作りました。

水路敷に隣接する土地で、

農地から宅地に転用する場合、

地域の農業組合から、

自分の所有していない水路敷に

自費でコンクリート舗装をするように

お願いされる事があります。

要は、地域の兼業農家の皆さんにかかる

草刈りなどの手間を減らすため。

ちょっとおかしな話です。

農家が減り、農地の宅地化が進み、

「潅水」の役目を失っていく水路は

「大雨の処理」に転用されていきます。

何よりも、こうして「原っぱ」が

どんどん失われていくのです。

アトリエ建設時に

それならこの水路敷はコンクリートを打たず、

自分で手入れしていこうと思い今に至ります。

この小さな原っぱにも様々な昆虫や

小動物が生きています。